中国切手はなぜ人気があるのか?
中国切手は歴史背景によっては発行枚数が少なく、大変貴重なものもあります。 最近の中国は著しい経済発展を遂げ、様々なものが値上がりし、何でも投機の対象と成り得るようです。 切手もその例外ではなく、高額取引をされているものが多数見受けられます。
中国切手も投機の対象と成り得る
しかし全ての切手が暴騰しているのではなく、昔から残存数が少ないもの、特殊な事情によるものが顕著となっています。 また同時に中国では切手ブームが盛んになっています。 日本では昔から中国切手の人気が高く、集めていた方も多く、日本国内にかなりの価値ある中国切手が眠っているようです。 そのため中国富裕層の方が投資やコレクションを目的に中国切手を買い求めたり、お土産品として渡すために歴史のある中国切手を日本へ探しに来たりと、希少性のある切手は高額で取引されています。
文化大革命中の中国切手「文革切手」
特に文化大革命中の中国切手は「文革切手」と呼ばれ、当時(1967年10月~)は切手の収集が禁止され、外国へ切手を輸出することも出来ませんでした。また、外国への郵便も少なかったことから、現存数は少ないとされています。 今や残っている数は限られ、希少価値が高いのです。 当然良好な状態で保管されているものは更に少なく、美品には非常に高い値が付きます。
1968年に発行された「全国の山河は赤一色」は切手愛好家以外にも広く知られるプレミアム切手。 別名称「中国全土は赤い」とも呼ばれています。 デザインは赤一色で統一された中国地図と毛沢東語録を頭上に掲げる労働者たち。 発売直後、台湾に着彩されていないことに気づき、なんと半日で全て回収されたそうです。 出回った数は本当に僅かで大変貴重な切手です。 小型シートも通常の切手と比べ発行枚数が少ないため、値上がりが激しいものが多いようです。
小型シートで一番有名なのは1962年9月15日発行の「梅蘭芳舞台芸術小型シート」 中々お目にかかれない貴重なプレミアム品で、美品は小型シートの中でも1番の買取価格が付くとされています。
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2018年01月12日