1.使用済みの化粧品でも買取可能な理由とは

化粧品には、未使用品だけでなく開封したり使用したりしていても買取可能な場合があります。どうして使用済みの化粧品が売れるのでしょうか。それにはいくつかの理由があります。気になる理由について、詳しく見ていきましょう。

1-1.使用済み化粧品の買取条件

開封済みであったり、使用済みであったりする化粧品の場合、買取にはいくつかの条件があります。条件が当てはまる化粧品なら使用済みでも買取可能かもしれません。その条件を以下で詳しく紹介します。

1-1-1.限定品である

「限定」という言葉に弱い人は少なくありません。実際、化粧品の場合も「クリスマス限定」や「限定カラー」など限定品が出るとすぐに完売してしまい、手に入らなかったと悔しい思いをしている人も多いものです。そのため、販売数量の限定されている「限定品コスメ」は、希少性が高く、買取価格も高騰する傾向にあります。購入したくても購入できなかったという人が多くいるような人気ブランドのものなら、中古品でも買い手がつくため、開封済みや使用済みのものでも買い取ってもらえる可能性が高いのです。

1-1-2.廃盤・撤退した製品である

自分が長年気に入って使っていた化粧品が廃盤や撤退すると聞いたとき、あなたならどうしますか。今のうちに買えるだけ買っておこうとする人や、売り場から無くなる前に買い占めようとする人もいるかもしれません。自分の肌に合うお気に入りの化粧品を探すのは、案外苦労するものですよね。そのため、実際に廃盤、撤退した場合は、中古品でも良いから欲しいという人も多くいるでしょう。また、国内から撤退する化粧品と聞けば希少性があると判断し、使用していた化粧品でなくても購入しようとする人も出てきます。そのため、中古品にも価値が出るのです。

1-1-3.手を出しにくい高級品である

デパートで扱っているような高級コスメの場合、高価なものが多いでしょう。たとえば、アイシャドウやチークなどのポイントメイクが1つ5,000円というものも珍しくありません。そのため、定価で購入するのに尻込みをしてしまう人も多いものです。高いお金を出して購入したものの自分の肌に合わなかった、思っていたような効果が得られなかったなどのリスクもあります。そこで、中古品を購入してお試しをしたいと考える人もいるのです。中古品なら手軽に購入でき、失敗のリスクも最小限で済ませることができます。「気になる色をいくつか試す」という使い方も中古品なら叶うでしょう。

1-2.日本の化粧品は外国人に人気

海外ブランドのコスメに憧れがある人もいるかもしれませんが、反対に、日本の化粧品は海外の人に人気があります。日本の化粧品は安全性が高く、品質が良いと海外の人から定評があるのです。さらに、コストパフォーマンスの良さとパッケージデザインの繊細さも人気の理由です。そのような日本ならではの特徴を持つ日本製の化粧品は、海外でも高く評価され、人気を博しています。また、日本の化粧品は厳しい薬事法の基準をクリアして販売しています。肌への負担がかかりにくく、肌の弱い人にも使いやすいメリットがあるため、中古品でもニーズがあるのです。

2.使用済み・未使用共通！化粧品を高価で買取ってもらうコツ

使用済みの場合も、未使用品の場合も化粧品の買取には共通した条件があります。その条件をしっかり押さえることで、予想外の高値で買取されることもあるかもしれません。その条件について、以下で詳しく紹介します。

2-1.買取可能な化粧品の種類であること

買取可能な化粧品は、人気ブランドや人気シリーズのものになります。中でも、デパートで取り扱っているような有名なブランドや高級なブランドなら買取ってもらえる可能性は高いでしょう。しかし、低価格の海外コスメや100円ショップの化粧品、ドラッグストアなどで安く手に入る化粧品などは買取ってもらえないことが多いです。これらの化粧品は、未開封だったり未使用だったりして状態が良いものの場合でも基本的に買取不可となるため、注意しましょう。

2-2.有名ブランドの製品であること

買取業者が買い取っている化粧品には、国内ブランドではSK2や資生堂、カネボウ化粧品などがあります。その他、海外ブランドのものや各種メーカー品のDiorやGIVENCHY、Guerlain、La Prairieなども人気があるため、多数取引されています。また、化粧品以外でも、ブランドのポーチやブラシ、コスメキットなども買取可能です。さらに、希少性の高いノベルティーなども買い取ってくれる可能性が高いでしょう。

2-3.変色・変質がないこと

化粧品は肌に使用するものなので、衛生的に問題があるものは買取不可となります。なぜなら、買い取ったあと転売ができないからです。そのため、化粧品や香水の場合、変色や変質したものは買取できません。特に、化粧品以上に注意が必要なのは香水です。香水は開封すると色が濃くなることがあります。さらに、古いものだと未開封でも変質したり、量が減ったりすることもあるのです。そのような場合は状態が良いとはいえず、残念ながら未使用のものでも買取不可となるでしょう。ただし、ボトルデザインが特徴的でボトル自体に人気があるものの場合は、「人体に使用しないアンティークなもの」として買取ってもらう方法もあります。

2-4.使用期限内であること

化粧品にも賞味期限ならぬ使用期限があり、一般的な使用期限は開封してから2～3年になります。ただし、成分によっては未開封でも使用期限が設定されているものもあるため、注意が必要です。肌につける化粧品の場合は衛生上の問題があり、購入から1～2年以内の化粧品以外は買取不可になります。その他、外箱が紫外線で焼けてしまったものや、外箱に汚れや黄ばみのあるものも買取できません。さらに、化粧品の残量も重要なポイントです。化粧品及び香水は、60～70%以上残っているものでないと買取は不可となりますので気をつけましょう。なお、基礎化粧品の場合、「1～2回までの使用なら買取可能」としている買取業者もあるため、使いかけの基礎化粧品がある人は確認してみてはどうでしょうか。

2-5.ボックスやポーチ付きのコフレセット

雑誌やSNSなどで目を引くクリスマスコフレセットやバレンタインコフレセットなどは、期間限定、数量限定で販売されているものです。予約が殺到し、購入できない人も出るほど人気のブランドのものもあります。このコフレセットはパッケージも可愛いため、プレゼントにも喜ばれるアイテムです。その一方で、プレゼントされたものの化粧品の色が好みでなく、結局使っていないという人も多くいます。

その場合、気に入ったものだけをセットから抜き取る人もいるかもしれません。実際、コスメをバラにして1つ1つを買取ってもらうことも可能でしょう。しかし、より高い金額で買取ってもらいたいなら、箱、ポーチを含めた全セットで査定に出すのがおすすめです。限定のコフレセットはニーズが高いため、まとめて買取ってもらうことで査定額が上がる可能性があります。

3.使用済み化粧品も高値で買取ってもらおう

自分に合わなかったために自宅に眠っている化粧品は、状態次第で買取ってもらえる可能性があります。査定に出す際は、化粧品自体に変色がないかどうかや残量の確認、使用期限が切れていないかなどをチェックしてから査定に出すことが大切です。化粧品も年月が経てば、変質したり、箱が汚れたりする恐れがあります。その結果、買取不可になる恐れも出てくるかもしれません。そのため、使わない化粧品はなるべく早く売りに出すことがポイントになります。使わない化粧品が自宅にある人は、その化粧品を売って新しい化粧品の購入資金にしてはどうでしょうか。