shu uemura(シュウウエムラ)の歴史
日本国内だけでなく、今や世界的にも有名なブランド、shu uemura(シュウウエムラ)。
創設者の植村秀は、日本人メイクアップーティストの先駆け的な存在であり、才能とメイクの技術を武器に世界で戦ってきました。
現在ではアジアやヨーロッパからも絶大な人気を得るまでに至っています。
今回はそんなシュウウエムラの歴史を解説します。
創業
植村秀は東京の婦人服店の息子として生まれました。10代の頃に病気を患い、長期間の入院生活を余儀なくされます。その時にヘアメイクやメイクアップに興味を持ったのです。
大学を卒業後、美容の専門学校へ入学。130人いた入学生のなかで男性は植村一人だけでした。
はじめてメイクを担当したのは、とある映画の日本ロケ。
アシスタントとして参加した彼は、映画でのメイクに挑戦しようとアメリカへ渡ります。
植村がブレイクしたのは1962年の映画、「青い目の蝶々さん」です。
ハリウッドで美容師をしていた植村に、とある連絡が入りました。
担当のメイクアップアーティストが病気になったので代わりに来てくれないか、というもの。
彼はこの依頼を承諾し、女優のシャーリー・マクレーンに芸者風のメイクを施したのです。
このメイクは映画関係者やマクレーン本人から絶賛され、植村はハリウッドで人気のあるアーティストになりました。
1964年に日本へ帰ってきた植村は、ハリウッドで学んだメイク技術を教える「シュウ ウエムラ メイクアップスクール」を開校。
1967年には化粧品会社「ジャパンメイクアップ」を設立。表参道に「シュウ ウエムラ ビューティブティック」を開店。1983年に社名を「シュウ ウエムラ化粧品」に変更します。
シュウウエムラの化粧品は80年代の好景気と西洋嗜好により業績は順調に伸びました。
また、国内だけでなく海外からも高い評価を得るようになるのです。
会社の売却と植村の死
植村は会社の支配権をフランスの化粧品メーカー、ロレアルに売却します。
しかし、彼は売却後もブランドの商品開発に携わっていました。
2008年の時点で、売上は年間1億ドル以上あったと言われています。
日本はもちろん、パリやロンドン、ニューヨークなど世界中に店舗を構えていました。
製品のラインは徐々に拡大し、さまざまな化粧品を販売していたのです。
2007年、植村は急性肺炎のため79歳で亡くなりました。
葬儀は翌年に行われ、参列者にはクレンジングオイルが配られたそうです。
シュウウエムラのコンセプト
ブランドのコンセプトは「自然・科学・アートの融合」です。
自然を活かした革新的なスキンケア用品や洗浄力の高いクレンジングオイル、最高峰の化粧品道具など、コンセプトを反映させた製品を作っています。
これまでの日本の化粧落としにはコールドクリームが使われてきました。
しかし、シュウウエムラがクレンジングオイルを開発したことで、一般的に使用されるアイテムにまで普及しました。
また、女性の欠点を隠すのではなく長所を活かす戦略を取っているのが特徴です。
女性ひとりひとりの個性を引き出すメイクアップの技術を確立し、日本人の肌に合うスキンケア商品を開発。
常識にとらわれず、時代の先端を走ってきたブランドなのです。
そして、「シンプルさ」も特徴のひとつです。
ほとんどの化粧品はガラスではなく、プラスチック容器に入っています。
店舗も必要以上に豪華な内装にすることはなく、入りやすい雰囲気を演出しています。
人気アイテム
1:ルージュアンリミテッド
シュウウエムラの代表作とも言われており、クリアな発色でリップメイクの可能性を大きく広げるアイテムです。
ブランドのなかでもロングヒット商品であり、6テクスチャ・155色と幅広いカラー展開がされています。
現在のパッケージはブランドの価値観を3色で表したものです。
黒はシンプルさとエレガントさの象徴。赤は芸術性、白は純白を表しています。
2:アルティム8∞ スブリム ビューティ クレンジング オイル
こちらの商品は植村が最後に手掛けた作品です。彼が他界する前に販売され、大ヒットとなりました。数々の賞を受賞した人気商品で、現在も女性から高い評価を得ています。
3:アンリミテッド ラスティング フルイド
2019年に発売されたリキッドファンデーションです。
24色のバリエーションで展開されているため、自分に合った色が見つかります。時代に合わせた化粧品を作ることで、現代女性からの支持を得ています。
まとめ
シュウウエムラは現在、世界的に有名なブランドです。創業者の植村は映画のメイクアシスタントからキャリアをスタートしました。
彼の高いメイク力が証明されて、アメリカで評判になりました。
そんな植村が日本に帰国して創業したブランドがシュウウエムラ。シンプルで無駄のない化粧品は世界中の女性から支持を集めました。
植村が亡くなってからもブランドの評価は高いままです。
これからも女性の肌を第一に考えた化粧品を作り続けるのでしょう。
シュウウエムラの活躍から目が離せません。
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