買取店が貴金属の偽物を見分けるポイントを徹底解説!
買取店を利用するお客様の多くは、少しでも高く買取してもらいたいという気持ちを持っていると思います。
貴金属には、金、プラチナ、シルバーがありますが、高価買取が期待できるのは金やプラチナ製品です。そのため、金やプラチナ製品には、メッキや偽物も多く存在します。
今回は、貴金属の偽物の見分け方についてご紹介します。買取店でどのような査定が行われているのかも理解できる内容ですので、ぜひ最後までお読みください。
貴金属の見分け方
貴金属の偽物の見分け方は、主に4つ存在します。
順番に見ていきましょう。
見分け方1:刻印の確認
貴金属の偽物を見極めるうえで重要なのは、刻印の有無です。刻印によって、貴金属が何でできているのかを目視で確認することができます。
例えば、金でできている貴金属の多くは、金の純度を示す単位「カラット(karat)」の「K」を使って、K24、K18、K14などと記載されています。
通常K24やK18と数字の前にKが付けられることが多いですが、24Kや18Kのように数字の後にKが付くものもあります。この違いがわかりますでしょうか?
K18と呼ばれる18金の貴金属は金の含有率が75%の品物で、数字の前にKがあるものは主に日本製です。
しかし、数字の後にKがある製品は海外製に多く見れら、同じ18金でも金の含有率が極端に低いことが多いです。
そのため、買取店では金の品位を下げて、18金を14金や10金扱いとして買取することもあります。
ちなみに「750」や「585」という数字だけの表記も海外製品に多く見られ、これらは金の含有率を示しています。
余談にはなりますが、プラチナ製品も「Pt900」や「Pt825」などの表記が一般的ですが、一昔前のものには「PM」や「Pm」の刻印があり、これらも含有率が少ないものです。
さらに、知っておくと便利なメッキ製品を示す刻印には、GP(Gold Plated)、GF(Gold Filled)、GS(Gold Shell)、GEP(Gold Electroplated)、HGE(Heavy Gold Electroplated)、GR(Gold Rame)、RGP(Rolled Gold Plate)、M/1M/3M/5M、1/10などがあります。
見分け方2:磁石
自宅でも簡単に貴金属を見分ける方法として、磁石を近づける方法があります。これは、金やプラチナ、銀などは磁石につかない性質を持っているためです。
しかし、まれに銅や鉄を原料としているものでも磁石に付かなかったり、磁気を帯びた貴金属は磁石に引き寄せられたりすることもあります。
したがって、この方法だけで判断せず、刻印の確認や他の手段とあわせて確認することをおすすめします。
見分け方3:試金石
見分け方3からは、買取専門店でも本格的に査定する際に用いる方法です。ここから先の検査をすることで、偽物か本物かをより簡単に見分けることができます。
試金石とは、貴金属を擦り付けてその痕を利用して検査を行う、いわゆる破壊検査に使われる石です。
この方法は、江戸時代から金の真贋を確かめるために行われてきた伝統的な手段です。
試金石に金を擦り付け、その痕に硝酸を垂らすことで反応を調べ、本物か偽物かを見分けることができます。
もし硝酸を垂らした際に痕が溶けるようであれば、それはメッキや鉄製の製品である可能性が高いです。
ただし、硝酸は触れると薬傷を負う危険があるため、取り扱いには十分注意が必要です。自身で行う際は、慎重に扱ってください。
見分け方4:比重計
貴金属を見極める手段の最後は、比重計で測る方法です。これは、空気中の重量と水の中につけたときの重量で、本物か偽物かを判断します。
ほとんどの貴金属は、この方法で識別することができます。ただし、ピアスの様に小さいものや宝石がたくさんついたものは、正しく比重がでないので注意が必要です。
買取店では、比重が出ないものに対しては、他の見分け方を組み合わせて査定を行っています。
まとめ:貴金属の買取なら「こちら買取本舗」へ
貴金属を見分けるためのポイントには4つの有効手段があり、買取店では組み合わせることで、独自の買取基準を設けています。
所持している貴金属類が本物で、高価買取が可能かどうかを確認したい方は、実際に買取店で査定を受けてみてください。
こちら買取本舗では、丁寧な査定を行い、高価買取を実施しています。ぜひ、お近くの店舗に足を運んでみてください。
この記事は参考になりましたか?