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ディオールの歴史

ファッションだけでなく、香水やコスメでも有名なディオール。

創業者であるクリスチャン・ディオールは、ブランド創設後12年で亡くなっています。

亡くなってもなお勢いを失わず、今でも強い人気を誇っているのはなぜでしょうか?

今回は、ディオールの創設から現在に至るまでを解説したいと思います。

ディオールの創業

クリスチャン・ディオールは1905年、裕福な家庭で誕生。

父親の影響でパリの政治学院に通いましたが、芸術に強い興味を持っていました。

小さなギャラリーを開いた彼は芸術の能力が買われ、有名なクチュリエの元でアシスタントとして働きはじめました。

1946年、マルセル・ブサックの後援もあり自身の店をパリにオープン。

翌年、初のコレクションを発表します。これは「ニュールック」として注目を集めました。

その人気は、ニュールック革命という一大ムーブメントが起こるほどでした。

ニュールック革命

数字の「8」を連想させる細いウエストと、ゆったりとしたフレアスカートが特徴。

布地を贅沢に使用したエレガントなファッションで、戦前よりもデザインが「女性的」と評判でした。

ディオールのアイテムは、戦争が終わり贅沢をしたいという女性の人気を集めました。

その一方で批判も多くありました。

当時のフランスは戦後間もなくの状態。

ファッションに気を使える裕福な人もいれば、その日暮らしで生活する人もいたのです。

「服飾に布地をたくさん使うのは贅沢だ!」

という声が上がりました。

フランスのメディアも批判的な記事を書いてディオールを攻撃。

プラカードを使った抗議活動や、ニュールックを着ている女性の服を切り裂くなどの反発も起こりました。

また、遠く離れたアメリカでも賛否が分かれる事態に。ロングスカートは「愛国心を冒涜している」と主張する人がいたのです。

しかし、ハリウッドでニュールックのスタイルが着られると、批判は収束へ向かいました。

現地フランスでも、物資不足の解消とともに批判は減少。

ディオールのスタイルが受け入れられた瞬間でした。

進化するコレクション

デビューと同時に強烈なインパクトを与えたディオールは、パリの中心的なブランドへと駆け上がっていきます。

ディオールはコレクションを発表するたびに世間をにぎわせました。

「コレクションを毎回大きく変更させる」という、当時としては考えられない戦略をとっていたからです。

マイナーチェンジを繰り返し、数年かけてデザインを変更する。これが今までの常識でした。

ディオールはコレクションの雰囲気を一言で表すことを開始。

「チューリップ」や「フライト」、「フリー」など、さまざまなコンセプトがあります。

以前のデザインをより極端にするときもあれば、まったく新しいデザインにするときもあり、その動向に人々は注目しました。

コレクションのテーマを設定することは、これからのブランドの常識となったのです。

クリスチャン・ディオールの死とブランドの衰退

1947年から57年にかけて、さまざまなコレクションを発表し、ファッション界の常識を覆したディオール。

業界に新たな風を吹き込み、批判に屈することなく新しいスタイルを生み出し続けました。

「ファッション界のゼネラル・モーターズ」と呼ばれ、業界の帝王として君臨したのです!

しかし、ディオールは1958年に亡くなってしまいます。

そんな彼は、死期を悟っていたかのように後任の育成に力を入れていました。

イブ・サンローランとマルク・ボアンの2人に重要な仕事を任せていたのです。

ディオールの死後、事業を引き継いだのは若干21歳のイブ・サンローランでした。

1958年に初のコレクション「トラペーズライン」を発表し、周囲の期待に応えました。

新聞の見出しに載るほど注目され、顧客のなかにはイギリスの侯爵夫人がいました。

しかし、1960年に徴兵されることでディオールから離れることに。

これには当時のオーナーが裏で手を回していたと言われています。

サンローランの後に就任したのはマルク・ボアン。

彼は30年にわたってディオールのデザイナーとして活躍しました。

しかし、独創的で新しいファッションを維持するのは難しく、徐々に人気は落ちブランドも衰退をはじめます。

それを決定付けたものは、スポンサーであるマルセルの破産です。

風前の灯となったディオールを救ったのは、ベルナール・アルノー。LVMHグループの買収を行い、ブランド企業のトップと言われる人物でした。

ディオールの再生とデザイナーの活躍

アルノーが指名したデザイナーは、ジャン・フランコ・フェレ。

彼はアルマーニ、ヴェルサーチとともに、イタリアの3大デザイナーとして有名でした。

彼はディオールの伝統を生かしながらも、モダンなテイストを含んだデザインで人気を博しました。

1996年からデザイナーになったのは、ジョン・ガリアーノ。

彼は才能豊かな人物で、大学のモード科を首席で卒業すると自身のブランドを立ち上げます。

デザイナーとして働いているところを引き抜かれ、ディオールに関わるようになります。

彼のコレクションは独創的で天才的。

これまで作ってきたディオールの伝統を破壊するデザインで世間をにぎわせました。

ジョンのデザインは目新しく、ファッション誌の表紙を飾るほどに注目されていたのです。

しかし彼は素行の悪さから逮捕され、ディオールを解雇されました。

その後、ラフ・シモンズがデザイナーに就任。

8週間という短い期間で準備したコレクションは大成功を納めます。

ですが、自分のブランドに専念するため、2015年に彼は退任します。

しばらく空席だったデザイナーの席に座ったのは、マリア・グラツィア・キウリ。

彼女はディオール初の女性デザイナーです。2017年の春夏コレクションでデビューを飾ります。

テーマは「フェンシング」。スポーティなデザインにフェミニンな要素を追加し、彼女のスタイルが確立しました。

2021年秋冬コレクションのテーマは「おとぎ話の世界」。それぞれのアイテムからは幻想的な雰囲気を感じることができます。

デザイナーの交代によってブランドの印象は大きく変化します。

成長するも衰退するもデザイナー次第で、今後どちらに転がるか注目です。

ビジネスマンとしてのディオール

彼はデザイナーとしてだけでなく、ビジネスの才能にも恵まれました。

ブランドを作って8ヵ月後には香水部門を立ち上げ、その後も毛皮や帽子部門など、次々と事業を拡大していきます。

アメリカ市場に進出するべく、支店をニューヨークに設置。

既製品の販売を行うため、服を機械生産に耐えられるように改良を施しました。

また、マスコミへの対応も上手でした。彼はコレクションに顔を出し、マスコミと積極的に関わったのです。

メディアに情報を流すと頻繁に取り上げられるようになり、彼の作戦は大成功。

ファッションを売ることまで考えていた彼のビジネスセンスが、ブランド拡大に繋がったのです。

日本での活動

1950年代に、モデルを含む12人を連れてファッションショーを東京で開催しました。

ちなみに、日本で初めてショーを行った欧州のハイブランドはディオールなのです。

1964年にカネボウがライセンス契約を結び、製造販売を独占。

97年にライセンス契約は終了し、その後は輸入した製品を販売するようになりました。

2003年には、表参道に店をオープン。その後2017年には、GINZA SIX内に「ハウスオブディオールギンザ」が開店しました。

ファッションはもちろんのこと、日本初上陸の「ディオールメゾン(ホームコレクション)」がラインナップに登場。

4階にはカフェがあり、ディオールの店舗のなかでも存在感を放っています。

まとめ

ディオールはフェミニンで贅沢なファッションで、一躍パリの中心ブランドへと成長しました。

コレクションごとにテーマを決め、既存のデザインを破壊するスタイルが特徴的。

従来のブランドが持っていた価値観を見事に覆したのです。

クリスチャン・ディオールの死後、デザイナーが交代するたびにブランドの雰囲気は変化しますが、

「伝統とモダンの融合」という部分はぶれることがありません。

デザイナーの独創性を活かしたアイテムが登場して、私たちをあっと言わせることでしょう。

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