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ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)の歴史について

LとVが連続するモノグラムで知られているルイヴィトン。

日本人も多くの人がバッグや財布を持っています。

皆さんは、ルイヴィトンが創業当初はトランクメーカーだったことをご存じですか?

今回は、ルイヴィトンの創業から現在に至るまでを解説していきます。

創業

「ルイ・ヴィトン」は、フランスのスーツケース職人ルイ・ヴィトンが創業したブランドです。

彼は14歳の時に家を飛び出しパリへ行き、20年間トランク作りの仕事に就きます。その腕前はフランス王室から注文を受けるほど洗練されていました。

そして1854年、アトリエをオープン。ルイが立ち上げた会社は元々、旅行鞄の専門店だったのです。

ルイは今後訪れる交通機関の発達に注目しました。当時の主な移動手段は馬車でしたが、船や機関車での移動が増えると考えたのです。

馬車に付けるための丸いトランクから、積みやすい平らなトランクを考案しました。

また、素材を革からコットンに変更したことが評判を呼びました。

革より軽くて丈夫、それでいて使いやすい。この素材がファンを生み、ナポレオン3世の皇妃も夢中になったほどです。

事業の拡大とルイの死

1860年、世間の需要に押されるように規模を拡大。67年に開催された万国博覧会で銅メダルを獲得し、世界的な評判に繋がります。

その人気は、当時のエジプト総督やロシア皇帝がトランクを注文するほどに広まりました。

ルイは、トランクの上から布地を貼るというデザインの技法を取ってきました。容易にデザインできましたが、その結果コピー商品が出回ることに。

そして1872年に布地を変更。ベージュと茶色の縞模様へ変化しましたが、これでもコピーは止まりません。

それにもかかわらず、ビジネスの展開は好調でした。

息子ジョルジュの提案で、ルイは新しいデザインを考案します。

ベージュと茶褐色のチェス盤に「LOUIS VUITTON」の文字が刻印された市松模様の柄。

現在もラインナップされている「トアル・ダミエ」が誕生した瞬間です。ダミエが施されたトランクは、89年の博覧会で金賞を受賞しました。

ダミエの誕生には日本の影響が大きいと言われています。

当時フランスはジャポニズム文化の流行中でした。日本美術が西洋で注目され、ヨーロッパの芸術に大きな影響を与えました。

ゴッホも虜になった日本美術にルイも夢中になったのでしょう。

そんななか、1892年にルイが息を引き取ります。その後はジョルジュが全権を握り、経営の舵をとっていきます。

ジョルジュの戦略

ジョルジュはルイヴィトンを世界的な企業に押し上げました。彼は世界進出を意識しており、1893年にはシカゴで行われた博覧会に出品。

さらに、ニューヨークやフィラデルフィアなど、アメリカの都市を旅し、製品を売ったそうです。

1898年にはパリ・オートショーへ参加。1900年にパリ博覧会の革製品部門責任者になるなど、これまでの活動が認められた時期でした。

そして1914年、シャンゼリゼ通りにトラベルグッズ専門店をオープン。

当時としては世界最大の旅行用品専門店でした。フランス国内だけでなく、世界中からファンが殺到。ジョルジュはこうして世界的に規模を拡大させました。

ジョルジュは出回っていたコピー品の対策も欠かしませんでした。この頃、ダミエの模造品が売られるようになったのです。彼は偽物への対抗として、新たな柄を発表しました。

それは、ルイヴィトンのイニシャル「LV」に星と花を組み合わせたモノグラムモチーフです。これには日本の家紋が参考にされたという話もあります。

モノグラムの精巧な模様は、職人による手作りでコピーはほぼ不可能でした。

こうして、ジョルジュは市場から偽物を排除しました。

ルイヴィトンの日本進出

日本への出店は1978年。世界進出1号店でした。東京と大阪に計6店舗をオープンしました。

ルイヴィトンが進出したのはバブルの時期。ブランド品を持っているということがステータスとなり、多くの日本人がハイブランド品を求めていました。

70年代の日本では、ルイヴィトンの製品が定価の約3倍で取引されていました。

日本のショップで買えない人を狙った並行輸入業者が、利益を得ていたため、フランスのショップには大量の日本人が並んでいたのです。

この様子にルイヴィトンの経営陣が驚き、外部に市場調査を依頼して理由の解明に乗り出します。

担当したのは後のルイヴィトンジャパン代表、秦郷次郎でした。

彼は調査の末、以下のことを突き止めました。

・日本でルイヴィトンは人気だが、販売代理店が高単価政策を取っている

・並行輸入業者が乱立し、荒稼ぎしている

こうした日本の現状を改善するべく、ルイヴィトンは立ち上がります。

「日本に進出するときは、流通から販売までをしっかり管理する必要がある」という戦略を立てた上で、日本支社を設立しました。

秦は代表へ就任すると、不適切な価格を是正し、適正な経路を通して商品を販売する仕組みを構築したのです。

1981年に「ルイヴィトンジャパン株式会社」を設立し、直営店が銀座にオープン。

また、直接本社から商品を輸入し国内へ供給するスタイルを確立しました。

日本が売り上げの半分を占めていたというウワサがあるほど、日本人とルイヴィトンの繋がりは深いです。

ちなみに、一番最初にルイヴィトンのトランクを買った日本人は、板垣退助。

これは顧客リストに名前が載っていることからも明らかです。そのトランクは現在、高知県の文化館に寄贈されています。

2010年には神戸に「ルイヴィトン・メゾン」がオープン。メゾンは「その土地の文化的要素を含んだ旗艦店」というコンセプトの元、デザインされています。

メゾンはパリをはじめ、世界中に展開中です。神戸は9番目のメゾンとしてオープンされました。

外観は日本の文化とルイヴィトンのデザインが融合したものとなっています。

モノグラムモチーフのガラスを使い、日本の伝統的な格子模様を表現しているのです。

また、2020年にも大阪・御堂筋にメゾンがオープン。帆船のような見た目が特徴的です。

ここには、レストランやカフェが併設されています。これは、ルイヴィトンとしては世界初となる試みです。

現在のルイヴィトン

1988年にマーク・ジェイコブスがデザイナーに就任。「ヴェルニ」と呼ばれるラインを生み出し、人気を呼びます。ヴェルニはフランス語でエナメルの意味。

こちらにはモノグラムも描かれているので、正確には「モノグラム・ヴェルニ」と言います。

エナメルの持つ光沢と、オリジナリティ溢れるカラーデザインから、これまでとは違うターゲットを獲得しました。

また、この頃シャンパンメーカーの「モエ・ヘネシー」と合併。こうして世界最大級のブランド企業「LVMH」が誕生します。

ルイヴィトンは世界的に有名なアーティストやデザイナーとのコラボにも積極的です。日本人ですと、草間彌生や村上隆とコラボしています。

村上は33色を使用したモノグラムバッグをデザインし、一躍評判を呼びます。

都市伝説

ルイヴィトンのトランクは水に浮く軽さと、耐久性がウリです。その品質の高さから、とあるウワサ話が飛び交っています。

・タイタニック号が沈没した際に、ルイヴィトンのトランクを浮き輪代わりにして生き残った

・海に沈んだトランクを引き上げると、中身が無事だった

というものです。これは公式に記録が残されていないので、都市伝説となっています。このような話があるのも、トランクの品質の高さがあってこそです。

まとめ

ルイヴィトンは当初、トランクメーカーでした。創業以来150年以上、世界中のファンから愛されています。

長年続く伝統を守ってきたことが、人気の秘訣なのでしょう。

独自の流通経路を駆使し、ブランドの価値を落とさない努力も忘れていません。

職人とデザイナーを優先する商品開発の方法をとっており、質を重要視するルイヴィトンのこだわりを感じます。

伝統を守る職人と、新たな表現を生み出すデザイナー。お互いに切磋琢磨しながら、ルイヴィトンはこれからもブランド界を引っ張っていくことでしょう。

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