シャネル(CHANEL)には2つの時代があります。ひとつは、ココ・シャネルの生存していた時代、そしてもうひとつは、ココ・シャネル亡き後、ヴェルタイマー一族がシャネルを指揮し、デザイナーとしてカール・ラガーフェルドがココの後を引き継いだ後の時代です。今回はカール・ラガーフェルド時代のご紹介いたします。
ココ・シャネルを再生
いくらか持ち直してきていたとはいえ、カールがシャネルに就任した時にはシャネルというブランドはまだまだ過去の栄光にすがっているような状態でした。こんな状態のシャネルに対して、カールはシャネルというブランドを利用して全く新しい価値を生み出そうとしたわけではなく、ココ・シャネルを再生することを試みたのです。悪いのはブランディングであってココ・シャネルの魂ではありません。
カールは当初は、オートクチュールのデザインを担当しました。(すぐにプレタポルテやアクセサリーも担当するようになるが)カールの生み出すオートクチュールの超高級シャネル・スーツをモナコのキャロライン王妃やヨルダンの王女、イヴァナ・トランプといった世界中の女性が憧れるようなセレブリティが愛用することによって、名声や価値がブランドイメージへと波及していきました。
オートクチュールで得た名声によって、香水、革製品やアクセサリー、化粧品といったシャネルのポートフォリオにとてもよい影響を与え、シャネルは香水のトップブランドへと返り咲いたのです。
オートクチュールで得た名声
こうした成功があって、時計や靴、コスメ、アクセサリーなどの新しい製品ラインを拡充していくことにもつながりました。今私達が知っているシャネルは1980年代から90年代のカールとアラン・ヴェルタイマーによって作られたということです。
アランはカールを心から信頼しており、カールのやりたいようにやれるように全てを任せています。だから、ビジネスとして成り立たないように見える試みであっても長期的視点にたって実践することが出来るのです。
経営者とデザイナーの絶対的な信頼関係があってこそ、挑戦的・革新的な取り組みを実行できる基盤が醸成され、皆が憧れるシャネルというブランドが形成されていったと言えます。
カール就任当初の「シャネルは死んだ」と思われていた状態から、ブランドを作り直すのではなく再生するという未だ誰も成しえてこなかった偉業をカール・ラガーフェルドは成し遂げたのです。そして、現在ではカールはモード界の皇帝と呼ばれる存在になり、シャネルの今を力強く牽引しているのです。
シャネルは女性にとって憧れのブランドのひとつだといえるでしょう。シャネルのアイテムはバックなど問わず、流行に左右されず買取専門店でも高価買取されております。こちら買取本舗では皆様のご不要になったシャネル(CHANEL)などのブランド品を高価買取させて頂きます。【こちら買取本舗】は無料査定をいたしております。皆様のお越しを心よりお待ちしております。
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