ジルサンダーの歴史について

ジルサンダー

ジルサンダーは、シンプルなデザインで機能性を重視し、ミニマムを追求したブランドです。
高品質な素材と高いカッティング技術で、シャツやジャケットなどのアイテムで人気があります。
今回は、そんなジルサンダーの歴史を紹介していきます。

ジルサンダーの創業

ジルサンダーは、ドイツのデザイナー「ジル・サンダー」によって、1986年に設立されたブランドです。
ドイツのハンブルグに服飾関係の商品を扱う専門店「ブティック・ジルサンダー」をオープンします。
オープン当初は、「ティエリー・ミュグレー」や「ソニア・リキエル」を扱っており、自身のデザインした商品は、その傍らに細々と販売している程度でした。
彼女は、「装飾なきデザイン」をコンセプトにしており、とてもシンプルなデザインが特徴です。+

ジルサンダーの経営は順風満帆ではなかった?

1973年「パリ・プレタポルテ・コレクション」でデビューを果たします。
しかし、当時の流行は「カラフルで派手なデザイン」が主流だったため、彼女のデザインは時代に合わず、1980年に一度撤退しました。

その後、彼女のデザインが脚光を浴びるのは、1980年代後半になります。

ジルサンダーは、1985年に活動拠点をミラノに移しました。その2年後、1987年にミラノコレクションに参加をきっかけとして、世界的に有名なブランドへと進んでいきます。

ブランド絶頂期で「ジル・サンダー」の退任

ブランドの絶頂期である1999年に、絶頂期だったジルサンダー社の株(全体の75%)をプラダグループが取得する形で買収されます。
プラダ系列のブランドとなった、ジルサンダーですがプラダグループの経営方針と対立することが多くなり、2000年ジル・サンダーは退任をします。
商品に一切妥協をせず、品質を下げたくないジル・サンダーと素材のコストを下げたいプラダグループで意見が相違してしまいました。

ところが2003年にクリエイティブ・ディレクターとして、また、彼女はジルサンダーに復帰します。

しかし、プラダグループの経営方針の不一致は変わらず、1年後の2004年に再度退任することになります。しばらくの間、彼女は表舞台に出てくることがなくなりました。

ジル・サンダーが再び表舞台に登場したユニクロコラボ

2度目の退任から表舞台を退いていた、ジル・サンダーが再び姿を見せたのは、2009年3月です。
ユニクロの運営会社「ファーストリテイリング社」と彼女が代表を務めていたコンサルティング会社との間でデザインコンサルティングの契約が締結されます。
ユニクロとジル・サンダーのコラボ商品「+J」ですが、2011年6月23日の契約が切れるまでの期間限定商品です。
ユニクロの価格設定よりも高価でしたが、シンプルかつ上品なシルエットで人気がありました。
「+J」が2014年に復活した時は、銀座のユニクロ店に長蛇の列ができ、大勢のお客さんが商品を買い求めるシーンが記憶に残っているのではないでしょうか。
その後2015年の「ベストオブ+J」や2020年秋冬コレクション「+J」など、現在でも人気は飛ぶ鳥を落とす勢いです。
今後の「+J」の動向にも目が離せませんね。

ジルサンダーブランドを支えたデザイナー

ジルサンダーのブランドを支えた、たくさんのデザイナーを紹介していきます。
デザインの特徴や時期を紹介していきますので、ブランドの特色を知るためにも読んでみてください。

デザイナー(1)ジル・サンダー

ジル・サンダーは、ブランドを立ち上げて土台を作ったデザイナーです。歴代のデザイナーのなかで最も長い期間を務めます。
一度目のブランドを撤退した苦労の時期を、香水の販売などで乗り切りました。
彼女が手掛けるシンプルなデザイン、高品質、高度な技術、そして細部までのこだわりが評価されています。
ユニクロコラボやプーマとのコラボなど彼女の活躍なくして、ジルサンダーの成長はありません。

デザイナー(2)ミラン・ヴィクミロヴィッチ

ジル・サンダーの退任後、クリエイティブディレクターに就任しました。
有名ブランド「グッチ」のデザイナーも務めたことがありますが、結果が残せずに2003年5月に契約満期になります。
ただし、04ssメンズは彼のデッサンを基に発表されたものです。

デザイナー(3)ラフ・シモンズ

ラフ・シモンズがブランドのデザイナーに就任したことが転機となりました。
彼のデザインは当時から注目を浴び、今でもファンから根強い人気があります。
曲線的なフォルムにショッキングピンクやオレンジなど、今までのジルサンダーとは違ったカラーやデザインが特徴です。

デザイナー(4)ロドルフォ・パリアルンガ

ロドルフォ・パリアルンガは、プラダに10年以上在籍した経験を持っています。
シルクやアルパカの毛を利用し、高級感や贅沢感にこだわりつつ、暗いトーンの色合いにデザイン性の幅を持たせているのが特徴です。
シワを敢えて加工で作るなど、機能性だけでなく視覚的にも楽しむことができます。

デザイナー(5)メイヤー夫妻

最後に紹介するのが、ルーク・メイヤーとルーシー・メイヤー夫妻です。
2人はシュプリームやOAMC、ルイ・ヴィトンやバレンシアなどのブランドでのデザイナー経験があります。
今までのシンプルかつ機能性の高さに加え、高級感や親しみやすさを合わせているのが特徴です。
色合いや生地の特徴を生かして、遊び心溢れるデザインになります。

まとめ

ジルサンダーといえば、シンプルなデザインと機能性を合わせたブランドです。
また、上質な素材と高度な技術で人気があり、ユニクロとコラボした商品「+J」は、復刻するたびにファンを喜ばせます。
これからの、ジルサンダーにも期待で胸いっぱいですね!

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