メキシコペソ金貨、北アメリカの金貨の歴史と買取で何故人気?
コイントップや指輪などに加工されたり日本でも人気のある海外金貨の一つにメキシコ政府が発行したペソ金貨があります。鷲のデザインが特徴的なこちらの金貨の品位はK21.6の北アメリカを代表する金貨の一つです。こちらの金貨はどのような種類があるのでしょうか?お買取りで人気のある海外金貨についてお話をします。
メキシコペソ金貨の種類は?額面各にどんな特徴があるの?
メキシコ造幣局が発行していた地金型金貨、メキシコペソ金貨には次のような6つの種類があります。50ペソ・20ペソ・10ペソ・5ペソ・2.5ペソ・2ペソです。
6種類の金貨は刻印されているデザインに特徴があり、大きさや重量がそれぞれ違っています。ペソごとに発行年数は様々ですが20世紀はじめから20世紀半ばまでおもに発行されました。1972年にも発行されています。
このメキシコペソ金貨で、1番大きく重量があるのが50ペソ金貨です。50ペソ金貨の重量は、41.6グラム。直径は37.0ミリとなっており、50ペソ金貨は日本の500円玉と同じくらいの大きさがあります。20ペソ金貨は重量が16.7グラムとやや少なく、直径は27.5ミリです。
この20ペソ金貨には、「太陽の石」とも呼ばれるアステカの暦石と鷲のデザインが刻印されています。
20ペソ金貨よりもひと回り小さいのが、10ペソ金貨。こちらの金貨は、重量が8.3グラムで直径は22.5ミリです。また、10ペソ金貨よりもさらに小さいのが5ペソ金貨です。5ペソ金貨は、重量が4.1グラムで直径19.0ミリとだいぶ小さくなっています。
2.5ペソ金貨は、重さが2.0グラム。直径は15.5ミリで、5ペソ金貨よりもさらに小さいコインです。1番小さい2ペソ金貨は1.6グラムの重さで、直径は12.9ミリです。ちなみに、10ペソ金貨には鷲とミゲル・イダルゴがデザインされています。ミゲル・イダルゴは、メキシコを独立に導いた英雄として有名です。
本国では「メキシコ独立の父」と呼ばれ、彼の偉業がたたえられています。5ペソ金貨や2.5ペソ金貨も、この10ペソ金貨と同じ鷲とミゲル・イダルゴのデザインが起用されています。大きさは金貨の種類によって少し変わりますが、基本となるモチーフはほぼ同じです。もっともサイズが小さい2ペソ金貨には、片面に鷲がデザインされています。
メキシコペソ金貨は日本にもコレクター多し!その魅力は?
メキシコペソ金貨と聞いても、実際に目にしたことがないと、どのような金貨なのかイメージがわかないかもしれません。この金貨には、いくつかの特徴があります。
金の品位(純度・金の含有率)は90.0%!メキシコペソ金貨
メキシコペソ金貨は、金の品位(純度)が90.0パーセントのK21.6(21.6金)です。サイズが大きい50ペソ金貨などは、手のひらにのせると適度な重みがあります。
鉱山発掘で大量の金貨を製造!北アメリカ共通通貨は政府発行の金貨だった!
北アメリカで最も早く発行された金貨が、メキシコペソ金貨です。メキシコペソ金貨は、メキシコシティ造幣局が発行しています。メキシコシティは、メキシコ合衆国の首都として知られています。メキシコ合衆国はかつてはスペインの統治領でしたが、19世紀に独立をしました。
デザイン性が高くコレクターからも人気がある
メキシコペソ金貨は、刻印されているデザインの美しさでも定評があります。発行されている金貨には、さまざまなデザインが施されており、金貨としてはもちろん、芸術的な価値を感じてコレクションをしている人も少なくありません。
蛇や鷲、サボテンなどの伝統的なモチーフが取り入れられている点などは、メキシコペソ金貨ならではの魅力です。
どのようなメキシコ金貨が人気?とくに高価買取が期待できる金貨は?
現在は流通なし!「メキシコ 1943年 独立記念 50ペソ 金貨」
メキシコの独立100年を記念して発行された「メキシコ 1943年 独立記念 50ペソ 金貨」は、デザインに特徴があります。
この金貨は、表面にサボテンの上に立つ鷲がデザインされています。まとわりつく蛇を嘴でくわえたデザインは、ダイナミックで迫力があります。
2003年・2008年は希少!「メキシコ・リベルタード金貨」
「メキシコ・リベルタード金貨」は、1981年から発行されているK21.6の金貨です。金貨の表面に刻印されているのが、勝利の翼を広げる女神のデザインです。
オンス表示の金貨であるのも特徴です。
このデザインは、メキシコシティの独立記念塔に起用されている天使「ニーケ」がモチーフになっています。
女神の後ろ側にデザインされているのが、メキシコにある2つの火山です。イスタシワトルとポポカテペトルの2つの火山は、メキシコのシンボルの1つでもあります。イスタシワトルは、その姿から「眠る女」と呼ばれている火山です。ポポカテペトルとこのイスタシワトルは、メキシコの双子火山として親しまれています。
金貨の裏面は、メキシコの国家紋章になっているドラゴンを、メキシコ史に登場する10種類の紋章で縁取ったデザインです。この金貨には、鷲や古文書などの由緒ある紋章が用いられています。「メキシコ・リベルタード金貨」は豪華な仕様で発売されており、とくに価値が高い金貨の1つに数えられています。
流通量の多い歴史のあるペソ金貨、買取の注意点はある?
メキシコペソ金貨は、日本でも以前から親しまれている金貨の1つです。流通量も多く、FXなどの投資や退蔵用の金貨として購入する人も少なくありません。
このような金貨を取引するときにも、いくつかの点に気を付ける必要がでてきます。
チェックポイント1:金貨は偽物も有り!重さや大きさが違う場合も
メキシコペソ金貨の場合、偽物が多く出回っているのが1つの問題です。偽物と本物のメキシコペソ金貨を見分けるときには、表面の刻印はもちろんのこと、重さや大きさなどをしっかりとチェックするのが1つの方法になってきます。メキシコペソ金貨は、種類によって重量や大きさが決まっています。
見たときに何となく違和感がある金貨は、偽物の可能性もでてくるため少し注意が必要です。刻印の部分に不自然な個所がないかどうかを、チェックしておくと良いでしょう。
ただ重さ以外にも贋物である(金でできていないや金の含有率が低い位など)測定方法はあるので一度買取店で調べてもらうとよいでしょう。
チェックポイント2:金のレートや金相場によって金貨の価格はかわる!
メキシコペソ金貨の価値は、金の価値が変わると多少変化する可能性があります。金の取引レートは日々変わっているため、買取に出す時期によっては、以前の査定価格と異なるケースも実際にあり得ます。
買取で失敗をしないためには、売りに出す時期の金のレートをしっかりと調べておくのがよい方法です。金の相場を知っていれば、悪質な買取店などに騙されてしまう心配も少なくなるでしょう。また調べてもよくわからない場合は数社買取店をまわって高いお店にいきましょう。
地金型金貨で流通量が多いものは地金の価値相当で金貨の買取がされるため、地金の価値が高いときがおすすめです。特に金貨自体にプレミア性がない場合は金が高い時が金貨も高く売れるのです。
チェックポイント3:金貨やコイン、貴金属に精通した買取店を選ぼう!
メキシコペソ金貨のようなコインは、さまざまなお店が取引をしています。安全に、かつ損をしない取引をするには、専門店を利用するのがベストです。金やプラチナなどの貴金属を専門に取り扱うお店は、取引のレートに沿った査定を行うのが一般的です。
このようなお店の場合、買取した金貨の流通ルートもしっかりと確保しています。
また、金貨の希少性や人気の高さなどを考慮してくれることが多いため、価値があるコインであればきちんと評価してくれます。メキシコペソ金貨のように価値が高いコインの場合は、査定を依頼するお店の選び方にも工夫が必要になるでしょう。
ペソ金貨の買取は金貨の価値がわかる高価買取専門店こちら買取本舗へお任せ!
ペソ金貨についてお話をしましたが如何でしたでしょうか?50ペソ金貨のような大型の金貨や希少性の高い金貨もあり、メキシコペソ金貨はコレクターや投資家からも人気が高く、上手に売ればかなりの高値がつく可能性がでてきます。
こういった金貨は、事前に金の相場を確認し、希少性などを考慮してもらえる専門店を選んで売買するのがおすすめです。
高価買取専門店こちら買取本舗では金貨やプラチナ貨、パラジウム貨、銀貨、国内金貨、海外金貨、古銭と幅広く専門サイトでお買取りしています。ペソ金貨以外のアメリカ金貨も高価買取中!
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