気になるカンガルー金貨の価値は?オーストラリア政府発行の地金型金貨

986年より1989年までオーストラリアで発行されてきたナゲット金貨。表面はエリザベス女王で裏面は自然金塊(=ナゲット)とのデザインとなります。
自宅にもしこちらの金貨がありましたら、どのような金貨で価値があるのか気になりますよね!2020年7月現在今こちらの金貨はこれまでで一番高く売れるかもしれません。
どうして高く売れるのかナゲット金貨についてお話いたします。

ゴールドラッシュ時代の象徴!ナゲット金貨はどんな金貨?

ナゲット金塊

オーストラリア政府発行地金型金貨のデザインになった天然金塊は17世紀にオーストラリアでよく発掘された

オーストラリア金貨の中でもナゲット金貨にはどのような歴史や特徴があるのでしょうか。ナゲット金貨の基礎知識についてご紹介します。

ナゲット金貨の歴史

ナゲット金貨は、オーストラリアのパース造幣局が発行していた地金型金貨です。地金型金貨とは流通のための金貨や記念金貨とは違い、投資用として発行された金貨のことです。ナゲット金貨を発行したパース造幣局はオーストラリアで最も古く歴史がある造幣局であり、王立造幣局の支局として1899年に設立されました。

その後、1970年には西オーストラリア州政府の所有となり、1986年には金や銀、プラチナなどの法廷貨幣の発行権限を得ることになります。

パース造幣局はオーストラリア国内で最も古い歴史を持った造幣局として知られており、その歴史は1899年に遡ります。元々は英国王立造幣局の分室として発足しており、その長い歴史と卓越した確かな技術力を誇る造幣局として高い信頼があります。

この造幣局が発行しているカンガルー金貨は、西オーストラリア州政府が品位と重量を保証する法定通貨となっており、世界中で信頼性と知名度の両方が高く評価されています。

パース造幣局は1世紀以上に渡る高い造幣技術があるため、世界的にも信頼性が高い造幣局です。このパース造幣局によって、ナゲット金貨は1986~1989年までの4年間に渡って発行されていました。ナゲット金貨にはゴールドラッシュが深く関係しています。

1880年代にオーストラリアで起こったゴールドラッシュによって、金塊が多く発見されました。もともとゴールドラッシュが始まったのは1848年ごろのアメリカのカリフォルニアですが、その後ニュージランドやカナダなど世界各地でゴールドラッシュが起きることになり、オーストラリアも例外ではありませんでした。

ナゲット金貨の特徴とは?

ナゲット金貨の特徴として、まず表にはエリザベス2世の肖像が描かれています。エリザベス女王をデザインに採用しているコインは多いですが、モチーフとして人気のデザインです。ナゲット金貨の裏には、自然の状態のゴツゴツした金塊が描かれています。

これは掘り出された状態のままの金であり、ゴールドラッシュの時代を表現しています。また、24金で「9999+」(フォアナイン・プラス)として、純度が99.99%以上という高純度の金貨としても有名です。

フォアナイン・プラスは最高純度として評価が高く、法定通貨として品質や重量を政府が保証しているので信頼度もあります。フォアナイン・プラスの金貨として有名なのが、オーストリアのウィーン金貨とカナダのメイプルリーフ金貨、そしてナゲット金貨の後にオーストラリアで発行されたカンガルー金貨です。

ナゲット金貨は4年間にわたり発行されましたが、発行年ごとにデザインが微妙に異なります。表面のエリザベス2世の肖像デザインに変わりはありませんが、裏面の自然金塊のデザインは毎年変わっています。ナゲット金貨には4種類のデザインがあるため、全てを揃えたいというコレクターもいるのが特徴です。

ちなみに金塊=ナゲット(nugget)の余談ですが、チキンナゲットのナゲットも形や衣を纏い揚げた色がこちらの自然金塊に似ていることからこのようにつけられたようです。

ナゲット金貨の種類

ナゲット金貨

1987年発行 1オンス(oz) ナゲット金貨 裏面 

ナゲット金貨には4つの種類があります。それぞれ重さ、大きさ、額面が異なります。
※オンスは貴金属の計量に用いられる単位のことでトロイオンスといわれます。

ナゲットのデザインは発行年度によりデザインがかわります。

・1オンス(重量31.1g/直径32mm/額面100ドル)
・2分の1オンス(重量15.5g/直径25mm/額面50ドル)
・4分の1オンス(重量7.7g/直径20mm/額面25ドル)
・10分の1オンス(重量3.1g/直径16mm/額面15ドル)

の種類の金貨がございます。

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カンガルー金貨はナゲット金貨の後を引き継いだ金貨ゆえにナゲット金貨と言われることも!

ナゲット金貨と混同されがちなのがカンガルー金貨です。カンガルー金貨はその名の通り、裏面にカンガルーのレリーフが施された金貨になります。ナゲット金貨は自然金塊が裏面にデザインとして用いられていましたが、1990年に裏面のデザインが金塊からカンガルーへと変更されました。

それまではゴールドラッシュ時代を象徴する自然金塊のデザインでしたが、オーストラリアのシンボルであり国章にも使われているカンガルーがデザインに採用されることになったのです。カンガルー金貨もナゲット金貨と同じく、オーストラリアのパース造幣局によって発行されています。

そのため、1989年までのものをナゲット金貨、1990年以降のものをカンガルー金貨と呼んでいます。カンガルー金貨の前身であるナゲット金貨の影響で、海外では未だにカンガルー金貨を「ナゲット」と呼ぶケースもあります。

カンガルー金貨は毎年裏面のカンガルーのデザインが変わり、そのデザインの評価などによって価値が変わるのも特徴の一つです。毎年違うカンガルーのデザインで金貨が発行されるため、投資目的だけではなく、コレクションとしてカンガルー金貨を集めている収集家も多くいます。

このように、カンガルー金貨は高純度のフォアナイン・プラスという高い価値とコレクションの対象となるだけの人気を兼ね備えた金貨です。カンガルー金貨は知名度も非常に高く、世界三大金貨の1つに数えられています。

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気になる!ナゲット金貨の買取相場は金相場が高いときほど高く売れる!

ナゲット金貨の買取相場は、基本的に金の価値で相場が決まります。純金の買取相場から数百円を引き、これに重量をかけたものを相場の目安にするのが一般的です。

ナゲット金貨には100ドル・50ドル・25ドル・15ドルの4種類がありますが、額面が大きいほど重量が大きくなり価値が上がります。ナゲット金貨のデザインにおける価値は、現時点ではそれほど注目されてはいません。そのため、金の価値が主となり、デザインよりも重量がポイントになります。

ナゲット金貨からカンガルー金貨への変更は比較的最近ですので、ナゲット金貨には希少価値はまだ生じていません。ただし、保存状態がよければ付加価値がつく場合もあります。

収集型金貨はコレクション対象としての売買が行われるものであるため、オークションやリサイクル業界、インターネットなどでの個人売買など様々な取引の場があり、偽物が出回っている場合が多い点に注意が必要になります。

金の相場は刻々と変化するため明確な金額を提示するのは難しいですが、基本的に金は大暴落するリスクが少ないと言われています。一つは金の供給量が減っているからです。
金は世界的にも取れなくなってきていることから希少価値が高まりつつあり、横ばいになることはあっても大きく暴落することは特に近年では見られていません。もちろん株価や世界情勢などの影響で絶対とは言い切れませんが、比較的確実な投資として金は多くの人が注目しています。

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純金は柔らかい!傷つきやすいナゲット金貨は無理に手入れせしないで無料査定へ

金貨イメージ

ナゲット金貨を高く売るコツは、美品であるということです。特に金は柔らかい性質を持っていますので、少しの衝撃で簡単に傷ついてしまいます。
そのため、ナゲット金貨を傷つけたり変形したりしないように気をつけることが大切です。美しさを保つためには直射日光を避けて保管しましょう。

また、金属は湿気や塩分など様々な要因でサビてしまいます。サビないようにするためには湿気や塩分、空気になるべく触れないように保管するのがベストです。

次に重要なのが買取業者です。近くにあるからなどの理由で選ばす、知識を持った適切な査定を行う信頼のできる買取業者を選びましょう。金の買取価格が高い店を選ぶためにも、複数の買取店で査定をしてもらうのがおすすめです。

専門サイトでチェック! ナゲット金貨買取価格はこちら

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ナゲット金貨買取は高価買取専門店こちら買取本舗へ

如何でしたでしょうか?ナゲット金貨についてお話をしました。

オーストラリア・パース造幣局から1986年より1989年まで裏面のナゲット(天然貴金属の塊である金塊)のデザインを変えて発行されている西オーストラリア州政府が品質を保証するオーストラリア法定通貨であるナゲット金貨。

その後デザインが変わり発行されるカンガルー金貨やカナダのメープル金貨やオーストリアのウィーン金貨にならんで世界的に有名な地金型金貨となります。
世界的信頼度の高いナゲット金貨は買取市場でも安定的な安全資産として人気が高い金貨のひとつです。

高価買取専門店こちら買取本舗はナゲット金貨以外にも金貨や記念金貨、海外のコインやプレミア金貨も積極的にお買取りをしています。またコインや金貨専門店であり日本海外に幅広い販路と金貨やコインに精通した査定員が常駐していますので、買取に特化しており価格にも反映されています。

そして、ナゲット金貨は安定資産として人気がありますが、金地金価値で市場価格が決まるといって過言ではないため金地金価値が高いときほど売却価値が高くなります。

今は地金価値が40年ぶりに高騰しています、今日本の地金価値は過去最高の数値で1番高い金額です。そのため今、地金型金貨の売却をおすすめします!専門サイトで買取価格を他店と比べて下さい。

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