セイントジョージのデザインが有名!イギリスのソブリン金貨気になる価値は?

イギリスのソブリン金貨は、15世紀後半から現在に至るまで500年を超える長きに渡って発行されている金貨です。ソブリン金貨の種類によってはプレミアム価値が付いており、高額査定を期待できるものもあります。ここでは、ソブリン金貨の買取相場や売却方法に加え、希少価値の高いソブリン金貨をいくつかピックアップしてご紹介します。

ソブリン金貨のソブリンは君主という意味どんなコイン?

ソブリン金貨

オーストラリア政府発行地金型金貨のデザインになった天然金塊は17世紀にオーストラリアでよく発掘された

ソブリン金貨が初めて発行されたのは1489年です。ヘンリー7世が王位についていた時代で、その当時は通貨として使われていました。
金貨の表面には王座に座っている国王が描かれており、英語のソブリン(sovereign)は君主や国王などと訳されることから、ソブリン金貨の名称の由来は発行時の金貨の図柄にあるということになります。

しかしながら、1604年を最後にソブリン金貨の鋳造は一旦ストップしてしまいます。その後はユナイトと称する金貨が発行されるようになり、デザインも国王の横顔へと変わりました。

1663年になるとユナイト金貨に代わり、ギニー金貨が発行されるようになります。
ギニー金貨の表面にも国王の横顔が描かれており、デザインはユナイト金貨と似通ったものでした。19世紀初頭くらいまではこのギニー金貨のみが発行されていましたが、1817年ついにソブリン金貨が復活します。

イギリスで金本位制が採用され、1816年貨幣法により新しい本位金貨が誕生したのです。
この本位金貨はソブリンと命名され、1817年から鋳造がスタートしました。しかし、紙幣との引き換えが始まったのは1822年になってからです。

世界的にも価値が認められていた新ソブリン金貨ですが、1928年の世界恐慌の影響を受けて貨幣としての役目を失ってしまいます。
ひどい不景気から現物で資産を確保しようと金を買い求める人が急増したためです。銀行から金がなくなっていき、金の価値が高騰していきました。

イギリスは金本位制を採用していたため、金の流出を少しでも防ごうと金本位制をやめることになります。
ちなみに、金本位制とは通貨の価値と金の価値を同等とする制度のことです。平たく言うと、金と通貨を交換できるという取り決めになります。

金本位制が停止されてからはソブリン金貨は通貨としてではなく、記念硬貨として発行されるようになっていきます。

このように、ソブリン金貨は発行された年代によって大きく3種類に分けられます。一口にソブリン金貨といっても、発行された年により市場価値は大きく異なります。初めて発行されたのが15世紀後半ですから、それだけ長い歴史を持つソブリン金貨は投資やコレクション用として根強い人気を誇っています。

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どんな価値がある!?アンティークコインのソブリン金貨から今のソブリン金貨

日本では銀閣寺が完成!そのときイギリスで発行されたのは旧ソブリン金貨

ヘンリー8世

テューダー朝第2代イングランド王 ヘンリー8世

旧ソブリン金貨は、1489年から1604年まで発行されていました。3種類の中で最初に鋳造されたソブリン金貨で、ヘンリー7世からヘンリー8世、そしてエリザベス女王へと国王が変わるごとにソブリン金貨の大きさや価値も変わっていきます。

そもそもの発行数が少ないことから、希少価値が高いとされるアンティーク金貨に分類されています。加えて、400年以上も前の非常に古い金貨であるため、保存状態が良いものは高額買取してもらえる可能性が極めて高いです。

旧ソブリン金貨の状態次第では、1枚で100万円以上の価値がつくことも珍しくありません。また、年号が珍しい旧ソブリン金貨も高額買取の期待大です。

ナポレオンの「百日天下」の翌々年から発行!新ソブリン金貨

新ソブリン金貨は、1817年から1973年まで発行されていました。発行枚数が多かったため、ほとんどのケースは地金価値で取引されます。

新ソブリン金貨が発行されていた時代はイギリスの経済力が強く、国外でも新ソブリン金貨が広く流通していました。そのため、必然的に発行枚数が多くなったという訳です。特別なプレミア価値は付いていないことから、高額買取はあまり期待できないでしょう。

とはいえ、発行年によってはプレミア価値が付いているものもあります。発行枚数は毎年一定ではなく、バラつきがあるからです。著しく発行枚数が少なかった年の新ソブリン金貨については、100万円を超えるような価格で買取されることもあります。同じ新ソブリン金貨でも価値は様々であることは是非知っておきましょう。

第1次石油危機の頃発行されたのは地金型ソブリン金貨

地金型ソブリン金貨は、1974年以降に発行されたものです。地金型金貨とは、投資用に発行された金貨のことを指します。1929年の世界恐慌により、それまで貨幣として流通していたソブリン金貨は地金型金貨として取り扱われるようになりました。

そして、最終的には貨幣というよりも記念硬貨として発行されるようになります。地金型ソブリン金貨は、金の買取レートに応じて価値が左右するという特徴を持ちます。

例えば、金の買取レートが2千円と3千円の時では当然3千円の時に売却した方が買取価格は高くなるということです。金の買取レートは日々変動しているものですから、売却するタイミングを見極めることが非常に重要だと言えます。

モダンコインにも希少年数は価値がでる?希少価値の高いソブリン金貨は?

3種類のソブリン金貨をご紹介しましたが、その中でも希少価値の高い金貨とはどのようなものなのでしょうか。ソブリン金貨は長い期間にわたって鋳造されてきた背景があることから、残存数が比較的多い傾向にあり、そのほとんどは地金価値で買取されています。

そのため、残存数の少ない年号のソブリン金貨ほど希少価値が高いということになります。特に1836年までに発行されたソブリン金貨は、プレミア価値が付いて高額買取が見込めるものが多いようです。

具体的な年号としては、1819年や1828年が挙げられます。他には、1841年・1875年・1908年・1917年のソブリン金貨も残存数が少なく、希少価値が高いものです。このような希少価値の高いソブリン金貨の場合は、50万円前後の買取価格がつくことも多々あります。

残存数が極めて少ないレアなソブリン金貨になると、数百万円という高値で取引されることも少なくありません。発行された年が重要なポイントになりますので、手元にあるソブリン金貨の発行年度を今一度チェックしてみましょう。

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ソブリン金貨の売却は?どこに気をつければよいの?

ここでは、ソブリン金貨を売却する際に注意すべきポイントを解説していきます。
知識があるのとないのとでは、買取価格に大きな差が生じる可能性もあります。少しでも高い価格で売却するためにも、しっかりポイントを押さえておきましょう。

ソブリン金貨の売却で注意するポイント

イングランド連合国紋様

ソブリン金貨は偽物が多く出回っています。素人目には判断がつきにくいため、まずは古銭専門業者に鑑定してもらって、本物のソブリン金貨かどうかを確認することが大切です。希少性の高いソブリン金貨ほど、偽物が多い傾向にあります。

中でも、1828年のソブリン金貨は特に希少性が高く偽物が多く出回っているため注意が必要です。

ちなみに、1828年のソブリン金貨には当時の国王であるジョージ4世の横顔が描かれています。本物のソブリン金貨であると証明されれば、少なくとも金の価値以下の買取価格になることはありません。プレミア価値が付くことで、本来の金の価値以上の価格で取引されます。

一度専門業者に鑑定してもらい真贋チェックをしながら今の相場がいくらなのか調べてもらうとよいでしょう

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ソブリン金貨買取はお任せ!高価買取専門店こちら買取本舗

如何でしたでしょうか?イギリスの法定通貨であるソブリン金貨についてお話をしました。ソブリンというのは君主という意味で国王の肖像がかかれている金貨を言います。
天使が描かれたエンジェル金貨にかわりデザインが君主(=ソブリン)のデザインにかわりこのような名前になりました。

旧ソブリン金貨は王座に座った国王のデザインで裏面は紋様が書かれた楯のデザインです。新ソブリン金貨の表面は横顔の肖像画で

一口にソブリン金貨といってもアンティークコインである1489年から1604年まで鋳造された旧ソブリン金貨から新しい本位金貨制定後1817年から発行されている現女王エリザベス2世のモダン金貨の2種類がございます。

ちなみに現在発行されているソブリン金貨は額面が5ポンド・2ポンド・1ポンド・1/2ポンドと法定通貨のため額面はございますが日本の記念金貨と一緒なのですが金貨としての価値が高く通貨では使用されていません。

ちなみにソブリン金貨の額面はありますが額面の記載はコインにありません。品位はK22の金貨です。
金本位体制制定後に発行されたソブリン金貨は発行枚数が多く地金型金貨として地金相場が上がれば価値もあがります。

金貨買取本舗はソブリン金貨以外にも金貨や記念金貨、海外のコインやプレミア金貨も積極的にお買取りをしています。

またコインや金貨専門店であり日本海外に幅広い販路と金貨やコインに精通した査定員が常駐していますので、買取に特化しており価格にも反映されています。

そして、地金型金貨は安定資産として人気がありますが、金地金価値+プレミアムで市場価格が決まるといって過言ではないため金地金価値が高いときほど売却価値が高くなります。

今は地金価値が40年ぶりに高騰しています、令和2年7月金相場は過去に比べて一番高くなっておりますのでこちらの新ソブリン金貨のような地金型金貨の売却をおすすめします。
また買取価格はお店によって違いますので金貨買取本舗の買取価格を他店と比べて下さい。

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