金の価格はどう決まる?
金の価格は、日本国内では1グラム何円と表記されております。
昔は日本でも金が掘り出されておりましたが今はほとんどないのが現状で、近年では日本で取引されている金は輸入した物がほとんどです。
さて、輸入された金の価格はどのようにして決まるのでしょうか。
金の国際価格はトロイオンス
金の国際価格はトロイオンス(toz)単位であり、1トロイオンス当たりの価格が米ドル建てで表示されております。
ドル建ての金価格をその時の為替レートで円価格に換算して、その上で1グラム当たりの日本国内における金価格を計算しております。
1トロイオンスは約31.1035gで、日本ではtを入れずにozと省略するのが一般的です。
金地金の取引は、世界中の市場で24時間世界中で行われており、特に香港、チューリッヒ、ロンドン、ニューヨークが世界の四大金市場と呼ばれていて、指標的な市場としての地位を確立しております。
また、金の価格は為替の影響を受けます。
金の国際価格がドル建てということは、金は外貨預金等と同様、為替相場の影響を受ける金融商品ということになります。そのため、国内の金価格はドル円相場の影響を受けることになります。
たとえば、円高ドル安になれば円建ての金価格は値下がりし、円安ドル高になれば金価格は上がるということになります。
国内の金価格は中長期的に上昇傾向
近年、国内の金価格は中長期的に上昇傾向にあり、過去5年で約2倍程度上昇しております。
もちろん、為替相場の動向だけで金価格が決まるというわけではありません。需要と供給のバランスによっても変動してきます。
需要が高まれば品薄への懸念から金価格は値上がりします、供給が増えれば供給過剰から金価格は値下がりします。
さらに、金を輸入する際には輸送費等のコストもかかってきます。国内の金価格には、金を輸送する際にかかる費用等が手数料となって、金価格に影響を及ぼしております。
たとえば、金地金で購入する場合、500グラム以上を購入する際にはバーチャージ(手数料)はかかりませんが、500グラム未満の場合には手数料が発生します。
一般的に小口の物ほど割高になる傾向があります。
手数料については、取扱い業者によって異なりますので、購入の際には事前に確認しておくと良いでしょう。
金は購入する方もいれば、売却する方もおられると思います。
当店【こちら買取本舗】は金買取専門店でもありますので、是非売却の際は当店に一度ご相談くださいませ。
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