ランコムの化粧品、コスメは他のどの高級ブランドにもない贅沢をしている。 それは皮膚の知識を究める為に国際的な医学界と共同して働く基礎研究チームの存在。 2,000人以上の研究者が各地の研究所で働いている。 研究者達は正常な肌だけではなく、あらゆる肌の状態の研究にも熱心に取り組み 全面的な効果と目新しい成分を生み出し 常に目に見えて実感できる効果を求める女性達の果てしない要求に応えている。
きわめて熱心な研究こそランコムが持つ科学界での影響力と女性達へのオーラの源。 日本にも研究所や工場を持ち日本の気候、習慣や肌ニーズに合わせた開発・処方を行い 日本から世界へ優れた製品を発信している。
■象徴のバラについて
ランコムの創設者、アルマン・プティジャンはバラに対して強い情熱を持っていた。
パリ郊外のヴィル・ダヴレーに自分のバラ園を持ち、バラを育てていた。
ランコ ムの香水の象徴にバラの花を選んだのも頷ける。
ランコムの香水に描かれているバラは丸い花と曲がった茎の伝統的なバラ。
ベルギー人の画家ルドゥテの作品をベースにしている。
ルドゥテはパリ在住の水彩画家および彫刻家であり植物と花を専門に描いている。
1964年 長い茎、小さな葉をもつバラの花がランコムの象徴。ランコムの広告全てのパッケージにバラの図案が使われる。
1974年 バラから葉がなくなり、更に洗練された図案に。
1996年 60年代から使われてきたバラの図案。当時はまだランコムのパッケージに使われていた
広告のなかで命を吹き込まれ茎が真っすぐに伸び製品の種類に応じて異なる色の花を咲かせるようになる。
スキンケア製品には白やアイボリーのバラ、メイクアップ製品には製品に合わせた色彩豊かなバラ、サンケア製品には黄色のバラが使われている。
2000年 全てが変わり、バラの図案はランコムのコミュニケーションに不可欠な一つの要素となる。
ランコムにおいてのバラと香水
■バラと香水
ランコムは創立当初から香水にバラの図案を使ってきた。
初めてバラの図案が使われたのはランコムが最初に発売した5つのの香水の内、
Tendres Nuits、Conquete。特に後者には積極的に使われた。
1957年 Envol バラとジャスミンの香りを合わせた香水ーが発売される。
ボトル部分はバラの芽の形にしたデザイン。バラの蕾を形どったキャップをかぶせた物が使われた。
1971年 Sikkimの発売。同じ様にバラとジャスミンの豊かな香りを合わせた香水。ブルガリアンローズ。
現在、Sikkimはアンスティテュー ランコムでのみ販売。
1987年 オー アンタンスの発売。純粋なバラの香りの強い存在感がこの製品の特徴。
1990年 トレゾァでは淡紅色を使い、バラの花と統一。
パッケージの淡紅色とバラの花は周囲を取り巻く白い花の柔らかいトーンでアクセントが付いている。
ランコム トレゾァはドゥ ミル ローズーミレニアムを記念して創作
ランコムのトレゾァはドゥ ミル ローズーミレニアムを記念して創作された、とても素晴らしいはかない芳香の香水。 ランコムは持てる能力のすべてを駆使し、完全な純粋種のバラからこの驚嘆すべき香水を創り出した。 デューンローズ、ジャコウバラ、純粋なブルガリアンローズの香りがこのきわめて優れた芳香の中心となっている。
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