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西漢時代中国古錢の海昏侯墓馬蹄金(金餅/金貨)

西漢時代中国古錢の、海昏侯墓馬蹄金(金餅/金貨)は高価買取が可能なお品物です。

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秤量貨幣とは貨幣を使う度に品位と重量を鑑定するための貨幣

 馬蹄銀は、中国で20世紀初頭の頃まで使用されていた、秤量貨幣の一種であることは皆様お馴染みであるかと思います。(秤量貨幣…貨幣を使う度に、品位(含まれている銀の量)と重量を鑑定する貨幣のことで、貨幣流通のさきがけのころは金や、銀の品位もまばらだったために、鑑定・秤量が必要だったんだとか)

 馬蹄金とは、馬蹄銀の金バージョンで、主に漢の時代に使用されておりました。 前漢時代において流通していた主要な貨幣は銅貨でしたが、馬蹄金は主に皇帝が大臣や部下を褒賞する際の賞金として使われており、馬蹄金もこのような賞金の一つだったそうです。

2015年中国江西省南昌市、前漢海昏侯墓から発掘された金餅

 2015年に、中国江西省南昌市にある前漢海昏侯墓の主棺の発掘現場で24日、主棺の内棺・外棺の間から96枚の金餅(金の円形の延べ板)、いくつかの馬蹄金、麟趾金(当時の貨幣の一種)が発見されました。金餅は計285枚見つかり話題になりました。考古学の専門家によると、この金餅の発見量は漢王朝の墓の発掘調査のうち最も多く、墓の主が尊い身分であったことを裏付けているんだとか。

 今回お持ち寄りいただいたものは、そんな海昏侯墓から発掘された馬蹄金の一枚です。 153グラムと非常に重量があるお品物であることや、歴史的価値、これから高騰するであろう価格を加味しまして、相場より高値でお買取させていただきました。本日も当店、こちら買取本舗をご利用いただき、まことにありがとうございました。

 余談ではありますが、近頃、「工事現場で見つけた金塊を買い取ってくれませんか、安く譲りますよ」と言葉巧みに亜鉛と銅を混ぜた価値のない金属に、金色の塗装をした馬蹄金を装う品物を売る詐欺が増えているそうです。 知らず買われて所有される方も多いそうですので、ご売却の際は、ぜひ鑑定を受けられることをおすすめします。

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