一分判金(古銭)
一分判金(古銭)2枚は高額でのお買取が可能なお品物です。
- 径: 約1cm-1.7cm
- 重量: 2個で約8.9グラム
- 買取価格 460,000円(美品)
※買取価格は市場価格や在庫状況の動向や商品状態によって変動します。最新の価格はお問い合わせくださいませ。
一分判金(いちぶばんきん)とは、江戸時代に流通した金貨の一種
一分判金(いちぶばんきん)とは、江戸時代に流通した金貨の一種です。 公式の名称は一分判(いちぶばん)ですが、書物によっては一分金、一歩判、と記載されていたり、壹分判金(いちぶばんきん)という名称で古銭書に収録されていたり、名前の多い金貨です。貨幣収集界では「一分判金」の名称が広く用いられています。
一分判金は、慶長6年(1601年)に初めて発行されてから慶応3年(1867年)までに11種類鋳造されました。額面は1分、その貨幣価値は1/4両に相当します。現代で例えると1両が8万ほどですので、約2万円ほどの価値ということになりますね。江戸時代を通じて常に小判と伴に鋳造されており、品位(金の純度)は同時代に発行された小判金と 同じで、 量目(重量)は、ちょうど小判金の1/4であり、小判金とともに基軸通貨として流通していました。
金の含有量が多い年代である、慶長、宝永、正徳、享保、佐渡に発行されたものが人気が高い
形状は長方形をしており、表面には、上部に扇枠に五三の桐紋、中部に「一分」の文字、下部に五三の桐紋が刻印されています。一方、裏面には「光次」の署名と花押が刻印されている(これは鋳造を請け負っていた金座の後藤光次の印です)。鋳造年号・種類によっては右上部に鋳造時期を示す年代印が刻印されています。
一分判金の中でで人気が高いのは、金の含有量が多い年代である、慶長、宝永、正徳、享保、佐渡に発行されたものですが、鋳造された場所、右側だけに「本」の文字がある片本、左側にも「本」の文字がある「両本」、打ち直し判がされたもの、直す前の極印が残っているもの等々…、多くの種類を持つ一分判金だからこそ、コレクターの興味をそそるものが多いんだとか。
今回お持ち寄りいただいたものは、古い物で汚れ、傷み等はありますものの、2枚お持ち寄りいただいたこと、比較的美品であること、縁がくっきりと残っていること、歴史的価値を考慮いたしまして、高額の査定結果を提示させて頂きました。
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2017年03月24日