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万延大判金(のし目打/元書/裏刻印(吉字き))

万延大判金(のし目打/元書/裏刻印(吉字き))は高価買取が可能なお品物です。

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万延小判に対し二十五両金貨として発行された

 万延大判(まんえんおおばん)とは万延元年(1860年)の3月に鋳造された大判であり、新大判(しんおおばん)とも呼ばれます。 万延大判はこれまでの大判と違い、通貨としての目的もあったため、万延小判に対し二十五両金貨として発行されました。

 表面は「拾両後藤(花押)」と墨書され、大判座の後藤十七代目典乗の書であり、上下左右に丸枠桐極印がそれぞれ一箇所、計四箇所打たれ、形状は角ばった楕円形である点はこれまでの大判と同様であるが、これまで原則として金一枚すなわち四十四匁を基準としてきた量目が大幅に引き下げられ、三十匁となりました。表面は鏨目(たがねめ)のものと、熨斗目(のしめ)のものが存在し、熨斗目の方が現存数が多くなっております。

のし目打の万延大判金

 今回お持ち寄りいただいたお品物は、のし目打の万延大判金です。 形はたがね打ちよりも、のし目打ちのほうが方が横のふくらみにやや富み、幅広く見えます。また、大判座後藤家十七代当主・後藤典乗の元書きがされており、その当時のままの墨が残っています。墨の原料となる煤と膠の調合により、万延時代になると非常に墨の艶がはっきりしてきております。万延大判は金の品位としてはあまりよろしくありませんが、見た目は非常に美しく、価値が高い理由も頷けます。日こちらは本貨幣商協同組合鑑定書が付いておりましたので、相場より高めの査定結果となっております。本日も当店の査定をご利用いただき、誠にありがとうございました。

こちら買取本舗では万延大判金も高価買い取り中です。 ご自宅やご実家の蔵に眠っているお品物などがございましたら、ぜひ併せてお持寄りくださいませ。 お客様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

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