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切手高価買い取り、売却方法の金言2

切手カタログは、切手収集においては欠くことの出来ない基本的なアイテムです。カタログには、発行日、発行部数、印刷方法、絵柄の説明、額面、価値の目安といった基本的な情報のほか、一見同じ切手であっても複数の種類がある場合には、用紙、目打、すかし、発行時期による印刷上の差異や銘版の違いなどが書かれているものもあります。

切手の豆知識
 切手カタログ
切手カタログは、切手収集においては欠くことのできない基本的なアイテムです。カタログには、発効日、発行部数、印刷方法、絵柄の説明、額面、価値の目安といった基本的な情報のほか、一見同じ切手であっても複数の種類がある場合には、用紙、目打、すかし、発行時期による印刷上の差異や銘版の違いなどが書かれているものもあります。
 ポスト
日本で郵便制度が始まった初期のポストの色は赤色ではなく黒色でした。しかし、当時公衆便所が普及し始めた頃でもあったことから、黒い郵便箱の「便」を見た通行人が郵便箱を垂便箱(トイレのこと)と勘違いしたり、当時はまだ街灯などが十分に整備されていなかったため、夜間は見えづらくなるなどの問題が起こりました。そして1901年(明治34年)に鉄製のポストを試験導入した際に目立つ色として赤色になりました。ほかの国ではイギリスのポストは赤色、アメリカは青色、フランスは黄色、中国は緑色となっています。ちなみに、ポストの正式名称は郵便差出箱 といいます。
 額面
切手には、その切手が使える値段、いわゆる効力を発揮する料金が示されています。これを、 「額面(がくめん)」と呼び、何円分の郵便料金を前払いしたかを示す値段が、切手には必ず表示されているということです。この「額面」分が、郵便料金として通用します。通常、購入金額は額面と同じですが一部例外があります。それは、前のページに書きました「寄付金付切手」です。長野オリンピックの時に発行された寄付金付切手は額面は80円ですが寄付金として10円プラスされています。購入するときは1枚当たり90円支払っていますが、郵便料金として通用するのは80円のみです。「80+10」の「+10」の部分は寄付金としての額面となっています。また、海外では額面が書かれていない切手があります。永久保障切手とも呼ばれています。
 国名表記
切手の印面(図柄などが印刷されている部分)を見ると、そこには必ず、その切手が「いくら」として使えるかを示す、「額面」が表記されています。また、額面や絵柄以外に、その切手を発行した国・地域の名前が示され、その切手を発行した国・地域以外では使用できないことになっています。切手に示された国・地域名により、これはどこの国・地域の切手なのかを、判断することができます。万国郵便連合 (UPU) は、国際郵便における郵便物交換を円滑に行うため、切手には発行国の国名を(1966年以降はローマ字での表記が義務付けられました)示すこととしました。ただし、イギリスが世界最初の切手発行国であることに敬意を表し、同国のみは君主のシルエットを国名の代わりとすることを許されています。日本では、戦前は「大日本帝国郵便」と表記されるとともに菊花紋章が入っていました(一部例外あり)が、戦後は「日本郵便」と表記されるようになりました。また1966年以降は切手に原則としてローマ字による国名表記をするべきとするUPUの決定に従い日本語による"NIPPON"と表記されています。
 小型シート
小型シートとは主に切手収集家向けに複数枚もしくは1枚の切手を大きな余白(耳紙)で囲んだ形態で販売されるスタイルのものことをいいます。多くの場合は記念切手もしくは特殊切手のひとつとして発行されています。身近なものでは、年賀はがきのくじの末等景品のお年玉小型シートがまさにそれです。小型シートは記念品としての性格が強いため、切手を切り離すための小穴がない(無目打)ものも少なくありません。小型シートの定義は実はあいまいで、10枚綴りのシートが小型シートになることもあれば、小型シートには含まれないこともあります。
 消印
郵便切手・はがきに押される消印は、切手・ステーショナリーを無効化するとともに、郵便物の引き受け日、時間帯、引き受け支店(郵便局)を示す役割を兼ねており、通常「けしいん」と呼ばれていますが、正式には「証示印」といいます。消印には料額印面を無効化する「抹消印」と郵便物の引き受け状況の証示する「証示印」の2つの役割があります。消印には特別日付印というものもあり、特印、小型印、風景印、初日印の4種類があります。これは差出人が希望した場合にのみ押される記念印です。「消印」の種類は、時代や郵便の用途、郵便局の種類ごと、機械によるものなど、とても多くのタイプが存在しています。
 カラーマーク
カラーマークとは印刷に使った色を表すものです。本来は切手シートの余白(耳紙)部分ではなく、印刷後に切り落とされる場所に脱色を検査するために印刷されているものです。古い切手では、大きな用紙に印刷されたものを切手シートに裁断するときに位置がズレて偶然的な産物として「カラーマーク」などがシートの耳紙に見えているものもありました。1962年にイギリスが初めて意図的に耳紙にカラーマークを印刷しました。日本で初めてカラーマークを入れたのは1975年に発行された国際文通週間切手です。
 連刷切手
通常の切手シートは全部が同じデザインの切手なのに対し、連刷切手は隣り合っている切手とデザインが同一ではありません。異なっているデザインが「連」なって印「刷」された「切手」で連刷切手と呼ばれています。。連刷切手の中には、異なる種類の切手の図案同士がつながって、一つの絵となる連続デザインの形態もあります。1957年のポーランドで発行された世界青年フェンシング選手権という切手が世界最初の連続デザインの切手です。最近では、20枚が繋がって一つの絵になるようなものもあります。
 凹版切手
切手は国・地域の証券にあたります。偽造されてしまうと、その国・地域は損を被ります。したがって、偽造防止の面から、切手の製造には印刷技術の結晶が注ぎ込まれてきました。特に、凹版印刷の技術が活用されました。また、凹版印刷は微細な線を印刷可能なため、大変美しい切手が数多く登場し、多くの切手収集家が魅せられ、切手は「印刷物の芸術品」と認識されるに至りました。凹版印刷は偽造防止に優れているため、切手だけではなく、紙幣やパスポートの印刷にも活用しています。
 加刷切手
すでに出来上がっている切手に、何らかの事情で数字や文字、絵柄や記号などを、その切手の上に新たに押したり印刷されたものを加刷切手と呼びます。加刷切手は様々な理由で作成されます。まず、インフレなどによる理由で急に郵便料金が値上がりをして新たな切手を作るのが間に合わない場合があります。この場合は切手に新しい額面が押されます。また、植民地であった地域が、新しい国家として独立を果たしたとき、新しい国家としての切手が発行されますが、その準備が間に合わなかったり、用意した切手の数が少なく在庫がすぐに切れてしまった場合、植民地時代に使われていた切手の上に、植民地名を消す棒線と新しい国家名を記した判を手で押したり、機械で印刷することが行われてきました。また、軍隊の兵士が専用に使う切手を、ほかの切手と区別するために、すでに発行されている切手の上に、軍隊専用の旨を示す文字や記号を、押したり印刷することもありました。加刷切手の中には数が少ないため大変貴重なものがあります。そのため、加刷切手の偽物も大量に出回ってしまっています。
 ストックブック
ストックブックとは、郵趣用品のひとつで、本のような形式でページごとに切手を差し込んでおくための桁のようなものがあり、数十枚の切手を保存することが可能となっています。日本では、「ストックブック」と「切手アルバム」が混同されている場合がありますが、「切手アルバム」とは、ヒンジ、もしくはマウントを使って切手を整理して保管するためのものです。それに対し「ストックブック」とは切手アルバムに整理する前の一時的に保管するためのものです。ストックブックに切手を長期間入れたままにしておくと切手に悪影響がある場合があります。
 記念印
上の消印の項目で書きましたが、日本には、特印、小型印、風景印、初日印の4種類があります。「特印」は正式には特殊通信日付印といい、記念・特殊切手の発行時や全国的な記念行事などの際に使用される消印です。「小型印」は正式には小型記念通信日付印といい、市町村イベントや展覧会等、地域の記念行事などの際に使用される消印です。直径32mmで、風景印とは異なり、使用期間が限定されています。「風景印」は正式には風景入通信日付印といい、郵便局・日本郵便支店に配備され、局名・支店名と年月日欄と共に、当該局・支店近辺の名所旧跡等にちなむ図柄が描かれています。一旦、使用が開始されると廃止の広報が行われるまで半永久的に使用されます。「初日印」は正式には初日用通信日付印といい、切手やはがきの発行日に使用される消印です。印影に鳩のマークが入っていることから、「ハト印」とも呼ばれています。
 ふるさと切手
ふるさと切手は1989年より発行されている、ふるさとを題材とする切手シリーズの一つです。当初は「地方切手」と呼ばれていたが、切手収集家がふるさと切手と呼んでいたため、現在ではこちらが正式名称となっています。「ふるさと切手」の原画は、ほとんどの場合、地元に関係のある画家やイラストレーター、高校の美術教諭が手がけています。ふるさと切手はもともとは地域限定発売でしたが、2008年以降は全国発売となっています。ちなみに、地方限定発売のときのふるさと切手は「日本郵便」の自体が他の切手が篆書体であるのに対し、ふるさと切手は楷書体風になっていました。2008年以降のふるさと切手は他と同じく篆書体で書かれています。
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