腕時計を査定して貰おうと思って買取店に持って行ったとき、思わぬ箇所がじつは故障していたということありませんか?「オーバーホールが必要とか、◯◯も部品が劣化しているので交換したほうがいいですよ。」こういう風に店の人から言われたときに、もし時計に詳しくなければ「◯◯ってどこ!?」となってしまってスムーズに話が進みませよね。また、郵送で時計を預けたなら手元に時計がないので見せてもらいながらの説明を受けられません。
ですから、ブランド時計を査定に出す前に部位と名称は知っておくといいですよ。ちょっと難しく、覚えることがいっぱいあるイメージがあるかもしれませんが一部の特別なモデルを除いてほとんどは同じ機構を持ったモノなので基礎知識さえあればあなたもきっと友達にうんちくを話せるくらいになるはずです。
ここではこれくらいは理解しておいたほうがいいよ!という箇所を解説していきます。
時計のパーツについて
ケース
腕時計の駆動部分(ムーヴメント)を納める容れ物のこと。ムーヴメントとケースを合わせた部分が、腕時計のいわゆる本体です。
ベルト
ご存知のように時計を装着する為の部位。「バンド」「ストラップ」ともいわれ、金属製の場合は「ブレスレット」と呼ばれます。
ベゼル
ケースの一部で、ダイアルを覆うガラス(風防)の外周部分。スポーツモデル等では経過時刻計測などの機能を持つものもあります。
カレンダー
日付(デイト)表示。 写真のような小窓表示のほかにポインターデイト表示もあります。日付け・曜日の両方を表示するものは「デイデイト」と呼ばれます。
ラグ
ケースの上下についているものになります。 足とも呼ばれ、バンドを挟み込む形のもので、 ベルトやブレスレットをケースに連結するためのつなぎ部分を指します。
リューズ
腕時計の動力となるゼンマイを巻き上げる巻き真に固着されている物がリュウズと呼ばれ、腕時計好きの間ではクラウンと呼ばれる事もある側部の突起です。リュウズはゼンマイを巻き上げるためと引いて時刻を合わせる機能に使われます。
インデックス
時刻を読み取るための目盛りであり、見やすさはここで決まります。ダイアルの一部ではありますが、別のものとして扱われるのが一般的。
ダイアル
文字盤のこと。 針やインデックスなどが載った盤であると同時に、さまざまな色や素材、宝石が使われるなど、その時計の個性を決める部分でもあります。
スモールセコンド
秒針を表示させるためのインダイヤルのことをスモールセコンドという名前で呼びます。時計が作動している事を確認するためとしてや秒針として使われるために搭載されていますが、ブランドやモデルによっては省略されている事もあるのでチェックしてみましょう。
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