腕時計のオーバーホール(Overhaul)とは
*写真はイメージ画像です。
腕時計は、車にオイル交換があるように定期的なメンテナンスが必要です。機械式の時計は、部品と部品の摩耗が生じる部分の油が劣化し、酸化してしまうため約3~4年ほどで油切れになります。油切れでの使用はパーツの摩耗につながり、時計の寿命に大きく影響しますので、オーバーホール(分解掃除)というメンテナンスをすることで、時計の精度や、パーツの摩耗を防ぎ、コンディションを維持することが出来るのです。専門のお店に委託するオーバーホール。具体的にどのようなことをするのでしょうか?
腕時計のオーバーホール(Overhaul)の工程
分解
まずは腕時計の内部部品を分解します。完全に復元できる技術力を要求されるので、ゼンマイ1本まで分解するか大き目の パーツで分解するかは、業者さんによるものが大きいそうですが、専門店では多くの場合、ケースから機械を取り出しすべてのパーツを丁寧に分解されるそうです。
洗浄
次に、分解したパーツを洗浄し綺麗な状態にします。洗浄用バスケットに一つ一つ丁寧にパーツを収め、特殊な洗浄器で汚れを落とします。 3~4段階にわけて厳密に定められた時間内で専用の薬品を使用して洗浄を繰り返していきます。 このようにすることによって、部品に付着した細かい汚れが綺麗に落ちます。 ケース、ブレスは超音波洗浄にて、徹底的に汚れやサビを取り除きます。
組立&注油
1つ1つ丁寧に組み上げていきます。また注油の工程で大切な事は、多くも少なくもない厳密な量のオイルを注ぐことだそうです。多ければ溢れてしまいますし、少なければ時計の寿命にも影響いたします。ちなみにこの量は各モデルごとに異なり、非常に繊細で神経を使う作業工程となっていて、その注油量を知るのはごく限られた技術者だけだそうです。
タイミング調整
腕時計で大事なタイミング調整を行います。機械式時計の「日差0~+5秒」を目指して調整することは難しく、デリケートな技術が要求されます。
新品仕上げ
ケースやブレスレットを分解しひとつひとつの部品を綺麗にポリッシュ(研磨)します。ポリッシュをすると時計の形が変わってしまうのではと不安になる方もおられるかも知れませんが、専門店では極限の薄さで軽く丁寧にポリッシュしますので、時計の形が変わるような事はないと考えられています。 このような技術で、ピカピカの新品のような輝きを再び取り戻す事ができるんですね。
防水・持続時間・巻上などのテスト
最後に防水テストでは、カプセル内にセットした時計を加圧し、生じた時計の歪みの変化を精密な精度で検出して防水性の合否判定を行います。サイクロテスターにセットし時間が正確に刻まれているか確認するためのテストと巻き上げのテストを実施します。数日の間連続してテストを行い、終了すると、再度テスターにて歩度の調整を行います。
*写真はイメージ画像です。
上記の長い工程を経て、腕時計は新品のようにぴかぴかになって帰ってきます。ロレックス・オメガなどのブランドですとお値段が張りますが、買取時の査定価格も大きく変わってきますので、高価買取のために定期的なオーバーホールを心がけたいものですね。
当店【こちら買取本舗】は、ブランド腕時計などを高価買取している買取専門店です。お客様が納得できる買取価格と査定を心がけております。オーバーホールをされている腕時計では買取価格に差がでます。オーバーホールの証明書になるものもご持参ください。腕時計のお買取りについてお気軽に【こちら買取本舗】までご相談ください。査定は無料です。
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2017年07月18日